こういうと時が・・・・・ | コーヒーのひととき

こういうと時が・・・・・

今日(いや、もうきのうですね)の夕方から買い物に出ました。
でも、それは口実で、ほんとうはコーヒーショップで本を読むのが目的です。
今では常連になっている、パン屋さんの奥にある小さな空間。夕方は、買い物途中の主婦や仕事帰りの女の人(決して若い女性はいません)でいっぱいです。
大部分の人は、パンを食べたり、ケーキを食べたりしているのに、私はいっつもアメリカンコーヒー一杯だけ。それでたっぷり2時間はねばります。
大抵、壁と向き合っているカウンター式の席にすわります。バッグから文庫本と手元のめがね、携帯を取り出して、ゆっくりと自分だけの時間に入っていくのです。
今日の文庫本は、連城三紀彦の短編集。
その店は、BGMもオーリディズで気に入っています。オールディズと言っても、なぜか1960年代の曲が多いのです。
本に集中していても、なつかしい曲がかかると、固まってしまうのです。そしてすぐに、
10代の頃の自分に戻ってしまいます。
あの頃も、トランジスターラジオから流れるポップスを聴きながら、本を読むのが好きだったなぁなんて。
今日も、「子供じゃないの」の曲がかかったとき、おませだった13、4才の私が甦ってしまいました。
「おばさんが何いってるのよ。気持ち悪い」なんて言わないで欲しいなあ。私にだってティーンの頃があったんですよ。
とにかく、こんな時間が週に1,2回必要なのです。
そのお店の唯一いやなところは、禁煙席と喫煙席とがわかれてないこと。
となりの人が立て続けにたばこを吸うので、煙いこと煙いこと。
それにしても、私はまさにメリーウィドーですよ。